peak design slide summit edition tallac(ピークデザイン スライド サミットエディション タラック)のレビューです。
カメラストラップですが、カメラストラップによくある、重苦しさやおしゃれさを重視しして使い心地が微妙といったことが一切ありません。
使い心地とスッキリとした見た目のどちらも両立されているアイテムです。
フルサイズ一眼レフ、ミラーレス問わず誰にでもおすすめできます!
ちなみに、サミットエディションよりも新しい製品が発売されていますがこちらも色や使い心地は抜群に良いです。
目次
スライド サミットエディションを開封


peak designおなじみのシンプルで品質の高い外装です。
開封する前に商品を触ることができるので、ストラップの品質を確かめることができます。
スライド サミットエディションの付属品を確認

- スライド サミットエディション本体
- スタンダードプレート
- アンカーリンクス
- 六角レンチ
- 説明書
- ポーチ
- peak designシール
スタンダードプレートをカメラの三脚穴に六角レンチでしっかりと止めて、peak designおなじみのアンカーリンクスをカメラストラップ穴に通して装着します。
ポーチは・・・スライド本体が入る大きさでもないので、六角レンチと説明書、シールを入れて保存しておきました。
スライド サミットエディションの細部をチェック

素材はシートベルトのようなサラサラとして手触りで、服が傷ついたりすることもなさそうです。
肩に当たる部分には厚めのクッションも入っており負担軽減になります。
クッション部分が折れ曲がりづらいので若干持ち運びは不便になりますが、使わないときは簡単にスライド自体を取り外すことができるので問題なさそうです。
スライド本体を裏返すと、このようなパターンが印刷されています。
この部分は滑りづらいゴムになっています。
普段は滑りやすい面を使用しておき、片方の肩だけにスライドをかけてずれてほしくないときなどに使用します。
うーん・・・よく考えられている。

スライドの長さ調節にはスライド中間部分の金属の取っ手を持ち上げます。

ある程度の位置まで持ち上げると、カチッといった感触があり、そこからこの金属の取っ手を掴みながら簡単にスライドの長さを調節できます。
紐を少し引っ張るだけで長さ調整ができますが、長さ調整をし終わった後は不用意にスライドがずれてくることはありません。
必要なときに、必要な長さに簡単に調整でき、必要でないときはその機能を感じさせないようなデザインがこの製品の最も素晴らしい部分だと感じています。

金属の取っ手部分もものすごくシンプルに作られていますが、頑丈さの塊のようなデザインです。
ゴツゴツしすぎず、それでいて安心感のある頑丈さを設計と素材から感じられます。
いわゆる、速射ストラップという種類のこのようなカメラストラップは他にも幾つか使用してきました。ですが、どれもかなり大げさな見た目になったり、速射をするための機構事態が大げさになってしまい、持ち歩くのにはちょっと・・・といったデザインであったりと完全には満足できていませんでした。
ここまでシンプルにデザインされて、かつ機能も申し分ない製品は今のところ僕は出会えていません。
やっぱり、デザインが良いと日常的に使いたくなりますよね。
アンカーリンクスって安全なの?

peak design製品を使っていると必ず耳にするアンカーリンクスの存在。
写真を見ただけではイマイチこの製品の便利さがわかりませんでした。
加えて、結構な細さなので耐久性は大丈夫なの?という疑問もありました。
お気に入りのストラップを、さらに使いやすくするのが、アンカーリンクス。様々なストラップの先に装着するだけで、簡単に、素早くストラップを取り外しできるようになるクイックコネクターです。従来のアンカーよりもハウジングがスリムになり、アンカーの形状を見直したことで軽い力で取り外しができます。また、紐が細くなり、より多くのアイレットやストラップホールに取り付けられるようになった一方、耐荷重は90kg以上を維持しています。従来のアンカーリンクスと互換性があり、相互に使用できます。
引用元 : 銀一
こちらは写真のものよりも一世代新しい商品の説明ですが、耐荷重については従来と同様に90kg以上と表記されています。決して安くないカメラとレンズを持ち運ぶための製品なので耐荷重に嘘偽りはないでしょう。
アンカーリンクスって便利なの?
カメラストラップは使うときだけつけておいて、使わないときは外しておいたほうが収納もしやすく便利です。
例えば、防湿庫にカメラを入れるとなるとストラップはかなり邪魔です。
僕も毎回の取り外しが面倒すぎてカメラストラップをつけなくなったくらいです。
ところが、アンカーリンクスを使用すると簡単に着脱できるので、使うときだけカメラストラップ(スライド)をつけることができます。
スライドの便利さの半分くらいはこのアンカーリンクスなんじゃないかと思います。

こちらが、アンカーリンクスを取り付けていない状態のスライドです。
このくぼみの部分にアンカーリンクスをつけます。

このようにセットして・・・

少し押し込みながら手前に引いていきます。
そこまで力を入れなくても簡単にスライドさせることができます。

最後にカチッという位置までスライドさせれば装着完了です。
一度はまるとアンカーリンクスの黒色部分が引っかかりになり、しっかりと止まります。
外すときはこれと逆の操作を行うだけです。
アンカーリンクスを押し込みながら上へスライドさせるのですが、コツさえつかめば片手で簡単に着脱できるようになります。
かといって、普段使用しているときには行わない動作なので、知らない間にアンカーリンクスが外れていた!なんてことはないでしょう。
スタンダードプレートにもアンカーリンクスを装着
カメラの横部分のストラップ穴にアンカーリンクスを装着し、もう片方はスタンダードプレートに装着します。
こうすることで、スライドを肩にかけた際にカメラが下を向くようになります。


スタンダードプレートには四隅に穴があり、好きなところにアンカーリンクスを装着することができます。

厚みはそこそこありますが、邪魔になるようなサイズではありません。
このこの手軽さがすごくいいです。
スタンダードプレートもアルカスイス互換
わかりやすいようにカメラからスタンダードプレートを外して撮影していますが、スタンダードプレートもアルカスイス互換です。
そのため、カメラストラップをつけた状態(スタンダードプレートをつけた状態)で三脚にカメラを設置することができます。


4方向、どこからでも三脚に設置することができます。
三脚にカメラを設置してストラップが邪魔になったらアンカーリンクスで簡単に外すこともできます。
この機動性の高さと、どんなときでもなんにでも対応できるところが本当に便利です。
まとめ
カメラストラップといえば、機能性 ≠ おしゃれのイメージでした。
機能性の高いものを選ぶとどうしてもゴツゴツしておしゃれじゃない・・・。
かといっておしゃれなものを選ぶと最低限のカメラストラップとしての機能はあるものの便利ではない・・・。
カメラストラップに求める相容れない2つの要素がpeak designのスライドでは合理的に解決されています。
- カメラストラップの中ではかなりデザインが良い
- 簡単にストラップの長さが変えられる
- シートベルトのような素材で使い心地が良い
- アンカーリンクスで着脱が簡単
- アルカスイス互換のスタンダードプレートで、三脚への設置も簡単
- スライド本体のクッション部分が折れ曲がりづらいので、スライド自体を収納するときは少し邪魔になるかも
クッション部分が折れ曲がりづらいので、スライド自体を小さなカバンに入れることはしづらいですが、それを差っ引いても他の便利さのほうがうわまわります。
僕の場合はカメラストラップを付けて外にでた場合は付けっぱなしにすることも多く、そこまで問題にはなりませんでした。
たかがカメラストラップといえど、日常的に使うものであれば便利でおしゃれに越したことはありません。
少々値は張りますが今までのストラップにあった不満が一気に解消されました。